第2回は昆布です。
薬膳の考え方による昆布の味は、“鹹”となります。
この漢字は難しいですが、簡単に言うと塩からいという意味です。
この“鹹”という味には、塊を柔らかくしたり小さくする効果があるといわれています。
したがって、腫瘍や便秘に効果的と考えられています。
また、解熱作用や利尿を促進しむくみの改善(“腎”に効く)も期待できます。
昆布の表面の白い粉はカビですか?との御質問をうよくうけます。
これはグルタミン酸という旨み成分ですので、出汁をとる際は洗ったりせずそのまま使いましょう。
グルタミン酸が全体的に白っぽくなるのに対して、カビは白の丸い斑点となりますのでお気をつけください。
“白い粉は昆布の旨み”と覚えて美味しい出汁を楽しみましょう!
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